書くことは、デトックス手段のひとつだと思う。私は書くことで日々のことを整理したり、悩みから救われてきた方だ。後から読み返して「なにこれ?」となるような内容も多いけど、ただ書くことが好きなのだ。
仕事や、家事。育児かもしれないし、介護かもしれない。多くの人が何かしらに自分の時間をある程度拘束されているものだと思うし、たとえば一日の仕事が終わりに帰りの電車に揺られる中で、「今日はあれがうまくいってよかったけど、あの人から言われたあの一言がショックだったな」「今日は晩御飯作るのが面倒だな」と考えたり、明日の仕事のことをすでに考え始めて憂鬱になったりといった時間は、きっと誰にでもある。
忙しく過ごす日常で、自分自身であることを忘れるのなんて意外と簡単なことだ。だからせめて夜ぐらいは、ただの「自分」に戻り、純粋に好きなことをしたい。こうやって文章を書くのでも、お風呂上りに缶ビール一杯飲むのでも、思いっきり甘い香りのハンドクリームに癒されるのでもいい。そうやって自分の好きな夜を過ごしながら、自分が「ただの自分」だったことを、毎日でも思い出せたらいい。
そんな日々を積み重ねたいと、最近思います。