仕事と心のDiary

デトックスのための文章

断捨離恐怖体験

ハローワークで激寒体験をしてから微妙に体調が悪い日が続いていて、不安な日々。

 

自分がコロナにかかることより、高齢に差し掛かった親や周りの人達に移してしまうことの方がもはやはるかに恐怖。自分自身が苦しむよりも数段怖いことです。

 

周りの人が健康で、いつもと変わらずにいてくれることが今一番の幸せなので。念には念を入れて過ごす部屋を分けたり、室内でもマスクしたりして。

 

化粧品や外向けの洋服、今春はきっと売れないんだろうなとふと思った。家族との家時間にフルメイクフル装備って考えがたいし。

 

昔からアイメイクよりリップメイクの方に注目しながら生きてきた方なので、こんなに口紅を買っていないのは学生時代以来かもしれない。

 

花より団子生活。3月の絶不調(ニキビ戦争状態)から落ち着きはしたものの、メイクしてない方が肌が荒れる。現代のファンデがどれだけ素晴らしいのか、化粧品の歩みを実感する日々です。

 

最近、調子が良い時によく掃除をしています。マスクと換気しながら部屋を掃除していると、過去の清算をしてるようで心にすきま風が吹く感覚です。

 

掃除はたとえばゲームで暗いダンジョンに入った状態とよく似ていて、何が出てくるか予想がつかない(=実家などでは特に、長年しまいっぱなしになっているパンドラの箱が複数ある)ので、なかなかゴールまでたどり着けないんですね。

 

地味に歩みが止まるレベルの敵:

高校時代の写真、卒業アルバム

いつかのスケッチブック

過去歴代使用していた手帳達

何年前のだよ、と思いながらその時代を鮮やかに思い出す、明らかに着ない衣類の数々

もはや購入時の面影もないほど変色したカバン

形あるものはいつか壊れるCD、MD

 

結構ガチで行く手を阻まれるレベルの敵:

床が抜けそうなほど積まれていて、いつ読むんだよオラ、と無言で訴えてくる書籍の皆様

一緒に青春時代を過ごした少女マンガ

誰とデートして誰に振られたのかが記録された日記帳

惚れた腫れたオンパレードの交換日記帳

授業中こっそり回されてきた手紙

 

ボスキャラ:

まさかの、『請求書の束』

 

これは本当に困る。自分的には間違いなくボスキャラですね。シュレッダーがないので、個人情報の部分をビリビリと…あぁ、思い出すだけでやだ。

 

まず自分のフルネームとか銀行口座の表示部分を破るんだけど、横長だからなんか切り裂き方がむずくて、ちまちま破っているとだんだん、生きている意味とか考えるようになってくるんですね。

 

「もうダイナミックに捨てちゃいなよ!こんなの開けて見る人なんていないから」という自分と、「いやいや、この作業を怠ったために何かに悪用されたりでもしたら人生やり直せるの?」という自分の、せめぎ合いというか。

 

断捨離は、色んな意味で人生に向き合うということです。

 

そして何より、カード会社の請求書って

・丈夫で質の良い用紙が使われており、切り裂きジャックには向いていない

・もう全部破ったと油断していたら、予期せぬ所にまだ自分のフルネームが記載されていて「( ̄□ ̄;)!!」ってなる

・紙がでかく、いらんことが沢山書いてある

 

という悩ましい点があるんですね。

 

まだネット請求書が発達していなかった時代の産物に手を痛めること数時間。無心に破っていたのも、数十分経つとだんだん「私の名前を書いた紙なんか送って下さるんじゃねー!!」って頭に血が上ってきて、

 

わしゃわしゃー!!って文字通り紙を一心不乱にむしりまくっていたら、母親がたまたまその姿を覗きにきて、

 

何も言わず立ち去っていった。きっと「コロナも重なり、この娘もストレス溜めたか」とでも思ったでしょう。

 

紙の請求書は漏れなくネットに変更し(最重要)、いつまでも学生時代の楽しかった思い出に浸ることをやめて現実を見ながら、昔の悩んでいた自分にヒントをくれた本達には感謝をしつつ漏れなくお金に変え、安い服はそれだけどこかの国の人達が低賃金で命を削って作ってくれたものなのかもしれないという社会システムを自覚して、必要のないものは買わないこと

 

うんざりするほど物に時間を取られたこのひと月で、不要な物を買わないということが目下の目標になったという感じです。