仕事と心のDiary

デトックスのための文章

本田晃一さん『毎日を好きなことだけで埋めていく』を読んで

なんだか蒸し暑いような涼しいような不思議な天気が続いていますね。体調もまずまず。ゆっくり読もうと思い、以前買っておいた本田晃一さんの本を読んだので、レビューを少し。

 

毎日を好きなことだけで埋めていく (単行本)

 

全体的に良い本だったのですが、中にこんな言葉がありました。

 

時代はWindows10にまで進んでいるのに、いまだにWindows95くらいの古いOSで止まっているようなものです。 

 

これ、「身を削って働くことが美徳とされていた時代の価値観を、あなたもまだ引きずっていませんか?」ということの例えなのですが、なるほどなと思いました。ちゃんと引きずっています。

 

それなのに、苦労との落差でしか感動できなくなっている。だから、感動するために、わざわざ苦労するために自分を仕向けている場合が多いのです。 

 

苦労との落差…これもとてもよく分かる感覚でした。頑張って嫌なことに立ち向かう訓練をやめてしまったら、弱い自分に戻ってしまう。そんな風に思うこと、ありませんか?

 

訓練はいつでもリタイアできるから、まだ頑張れるうちは苦労をすることに慣れておかなければと、どこかでいつも感じていました。

 

自分自身も立ち止まるまで気づけなかったのですが、苦労したり、身を削るように努力することで仕事をする時代、もう終わったのですね。

 

今の50~60代ぐらいの世代の人たちが、それこそ身を粉にするように頑張って製造業などの基盤を作ってくれたお陰もあって、今は働き手も楽しみながらお金を生み出せる社会になり、新しいビジネスもたくさん生まれた。

 

自分自身のOSのアップデートって、本当に大切です。