仕事と心のDiary

デトックスのための文章

なんでこんなに自分を置いてけぼりにしていたのか

「自分で自分の体の感覚が分からないぐらい、外側に意識が向いている」ということが以前よくありました。

 

やらないといけないことや、人の顔色、場の雰囲気、時間にとにかく意識が向いていて、自分の内側で起きていること(感情、体調の変化)に気づかない。本当に、いつも外側のことばかり考えていました。

 

そうするとしばらくしていきなり熱が出たり、いきなり朝起きられなくなったり、いきなり全く頑張れなくなるということが起きます。本当は多分、それよりもずっと前から変化が起きていたはずなのに。

 

ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー

 

この『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー 』という本を去年出版された、由佐美加子さんの動画を最近観ました。

 


由佐美加子インタビュー動画〜「ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」出版記念

 

誰もが痛みを抱えながら生きていて、それについて「なぜ自分はこの痛みを背負いながら生きてこなければいけなかったのか」を考えると、ひとつ筋が通っていないだろうか? または、持って生まれてきたものが見えてこないだろうか? それを振り返ってみましょうというような内容です。

 

地球規模で起きている問題(環境など)も、対症療法より、私達一人ひとりがそういう軸に気づき、それに向かっていくことが近道なのではないかというお話が印象的でした。

 

それらに気づくことによって、自分自身や大切な人のためにできることをやろうと思うようになるし、伝えるべきものを持って生かされている感覚になるので、その人々の生き方や愛が結果的に地球に還っていく発想なのかなと思います。

 

前半は本ができるまでのお話で、23分頃から由佐さんが本を通して伝えたかったことが話されています。

 

30:12 毎日ご飯食べて、何となく生き長らえてるんだけど、なんで私ここにいるんだろうとか、なんで毎日こんな苦しい思いしながら毎日生きなきゃいけないんだろうとかって、地獄だよね、本当にね。

 

この辺りは本当に、自分にとっては胸に痛い話でした。次の動画も「自分に価値がない」という前提ついて話されていますが、これが冒頭のことにもつながります。

 

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いわゆる『価値なしモデル』を持っていると、ひたすら自分の外側に対して働き続けてしまい、全方位に価値を出さないと安心することが難しい。

 

・何か問題が起きると、それを埋めるようにまた新しいものを追加し、また問題起きて追加し…を繰り返して、強制終了になりやすい

 

・うまくいかないと、エネルギーをさらにそこに注ぎ続けてしまい消耗する

 

・オンだけではなく、オフの時間にも価値を出そうとする(一人が落ち着かない)

 

・常に忙しく、やることを減らせない、目標がないと不安

 

というのが起こりやすいのだといいます。

 

HSPの性質があると元々がすでに外側に意識が向きやすいと思うのですが、それと同じぐらい、自分をどう認識しているかも大事。

 

自分自身も、このモデルに本当によく当てはまります。「常に目標がないと不安」というのも特にありました。それがないと人を喜ばせることもできないし、生きる価値がないという前提によって、やる必要なんかないのに無理にやっていたことすらありました。

 

友人達から「もっと自分を大事にした方がいいよ」と言われても、「ゆっくりお風呂入ったりマッサージするぐらいなら私もやってるから」と思っていたし、精神的な疲れについても、周りの人だって皆そのぐらい耐えてるんだからと思い込んでいました。

 

努力するのは素敵なことだけど、そこに希望もないのに頑張るのは、ただ消耗しているだけ。

 

まずは自分の精神的な健康ありきなのだと思います。