仕事と心のDiary

デトックスのための文章

「それはないでしょ」と思った会話。

母「この前〇〇さんとお茶してたら、”この後、キットソンの水を買って帰りたい”って言うから。早めに切り上げて買い物に付き合ったの。」

 

私「キットソンの水?何それ、聞いたことないよ。何か怪しいんじゃないの」

 

母「ほら、あるじゃない。あの、炭酸の…お酒を割ったりする」

 

私「………もしかして、ウィルキンソンのこと…?」

 

 母「あ、そうそう、それ!」

 

彼女達の間でウィルキンソン→(変換)→キャスキッドソン→(変換)→キットソン、という高跳びが起きたのかと思ったが、念のため「キットソン」で検索したら2015年までアメリカに「kitson」というパリス・ヒルトン御用達とのファッションブランドが存在していた(そういえばロゴ、見たことある)。ちなみにその日のお茶のメンバーは3人だったらしいが、全員「キットソン」で意思疎通できていたらしい。キットソンの水。誰の水だよ、怖いよ…。

 

他にも、

 

母「(TVを観て)やっぱり岡本は面白いね~。体調良さそうよね。」

 

私「(別の部屋から)岡本…岡本真夜?岡本呼ばわり。笑」

 

母「違うよ、ほら、ナイナイの」

 

私「……え、岡村?」

 

母「そうそう!岡村!」

 

とか、

  

母「(自分のパソコンを開きながら)あぁ…出てきた。最初におじさんが出てきたら”次へ”を押してって言われてるのよ、お父さんから。」

 

私「おじさん?え、誰?」

 

母「ほら、このオヤジ。定期的にやった方がいいみたいだから。」

 

私「……セキュリティソフトのこと??」

 

母「そうなんだと思う。」

 

 

とか。(このロボットがオヤジに見えるかは割愛とする。)

 

また、母が配信で『LEON』を観ると言うので、「悪役のゲイリー・オールドマン、狂い具合が最高にかっこいいんだよね…でも結末は私もうろ覚えなんだけど。」と話したら、見終わった後に「あの人達、死んじゃったわよ。」と報告を受ける。

 

私は違うことをしていたので、とっさに「あの人達?誰だっけ?」と返すと、「ほら、かっこいいだのドータラコータラ言ってた人いたでしょ?あの人も死んじゃった。」と。

 

待って待って…どーたらこーたらって、それはさすがに失礼でしょう私に……それに、その「どーたらこーたら」の中に「シド・ヴィシャスベートーヴェンチャーチルを見事に演じきったカメレオン俳優である」とか、「ジョニー・デップホアキン・フェニックスと共に”映画界のエキセントリック三大名優”に君臨している(と私が勝手に考えている)」とか、「サイコパスから誕生した最強サイコパス、という設定でジェームズ・マカヴォイと親子役を演じてほしい気持ち」が含まれていること、知らないよね?

 

このように日常に転がる連想ゲームを解いているだけで脳トレになるが、いつか親の元にやって来るかもしれない変な水の勧誘とオレオレ詐欺、覚えにくい固有名詞には一緒に注意を払わなければと感じている今日この頃。