仕事と心のDiary

デトックスのための文章

幸せになるのが、怖いんじゃないの。

休み明けの仕事は緊張します。なんだか色んなことに対して心がむき出しになっている気がして、気を抜くと不意にかけられた言葉に傷ついたような気持ちになったり。周りは優しいはずなのに、発言することにも、行動することにも、怖さを感じることがあります。肩の力を抜いたらいいのに。

 

「信用する」ということが、出来ていないのかなと感じます。それは自分の今までの経験からそうなっているのかもしれないし、もしかしたら自分が自分を信用できていないのかもしれない。

 

もう違う場所にいるんだけど、やっぱり常に自分は身構えているなと感じます。「安心して」言葉にする。「安心して」訊く。「安心して」作業する。そうした安心感を持ったことが、今まであまり無かった気がします。気づかないうちに、厚い仕切りを作っていたのかもしれません。気を許せる人と、私にとって「外の人」を分けるための仕切り。そうして、自分をぎりぎりの所で守ってきたんだと思う。

 

なかなか殻を外せないのは弱さだと思う。心にぽっかり穴が開いた時は、体は疲れているのに、なぜか書きたくなる。何かを形にしたい。伝えたい。そう思うのはいつも満たされていない時だった。満たされてしまったらどうなるのかという怖さも、ある時から感じるようになった。

 

昔、好きになってはいけない人を好きになったことがあった。友人は私に、「幸せになるのが怖いんじゃないの」と言った。「幸せになっていいんだよ。もっと自分をちゃんと見て。幸せは避けるものじゃない」と。それを聞いて、本当にそうだと思った。喜んだ瞬間に、消えてしまうものばかりではないのに。

 

心から安心して幸せになったらその先に何があるんだろうと思う気持ちは、まだ暗いトンネルの中を走る車に似ているかもしれない。その中に長いこと、自分を置いてきてしまった。別に安心しても大丈夫。