誰かに合わせたり、何かに焦ったり、そうした時間の淀みをきれいに流してくれるような音色。頑張って生きて、そして少し疲れている誰かにも、届きますように。
そして、最近好きなウクライナのピアニスト・Evgeny Khmara(エフゲニー・クマラ)さん。ここ最近、彼の演奏ばかり聴いています。
素敵な曲を聴いて、ざわざわ、と鳥肌が立つ瞬間が好きです。なぜか懐かしい気持ちになったり、まだ訪れたことのない場所を想像したりします。非日常に埋没していくような感覚です。自分が何かを生み出せなくても、それができる誰かがいてくれるお陰で、一日の終わりに自分自身に戻ることができる。
滅多に聞かれることもないけど、なぜあなたは生きているのか、ともし聞かれたとしたら、「鳥肌が立つような何かを味わうため」と言えるかもしれません。感覚を震わせる瞬間が、やっぱり一番、生きている感じがします。
★BELIEVE YOUR トリハダ。鳥肌は嘘をつかない。(高橋歩/WORLD JOURNEY)
— 高橋歩 (@ayumu_takahashi) 2015年8月17日