仕事と心のDiary

デトックスのための文章

映画三昧の週末。

週末は、観たかったものが溜まっていたので、映画を何本か観ました。NetflixAmazonで配信されているもの。

 

一つ目は、『テッド・バンディ』。実際にあった事件の映画化で、30人以上の女性を惨殺したIQ160以上かつ容姿に恵まれた犯人を、ザック・エフロンが演じています。残酷なシーンがあまりなく、本当にテッドが犯人であるようには感じられない分、ラストが恐ろしく感じられる気がします。


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そして次に、『マチルド、翼を広げ』。軽いタッチなのに重い現実を扱っているというのが、とても印象的な映画でした。なぜこんな状態なのに二人暮らしなんだろう、と思ったり。

 

子供が出てくる映画って、面白いです。大人のように自分の状況が自覚できていなかったりする分、その苦悩がファンタジーで描かれたりする(だとえば動物が話し出したり、架空のキャラクターが憎しみの感情として出現したりする)からです。原作者や監督は大人なわけなので、そういう世界観を作り出せることが凄いと毎回感じます。

 

詳しくはネタバレを避けたいので書きませんが、模型のシーンはマチルドがどんな子供なのかが伝わってくる良いシーン。いつも全力で走っている、というのがマチルドの精神状態も表しているんだなと思う。取り巻いている現実は悲しいものでも、母子がお互いを思う気持ちだけは変わらず時が流れていくという、個人的にかなり好きな親子映画です。

 


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最後に、『ホテル・ムンバイ』。2008年のムンバイ同時多発テロで標的となったタージマハル・パレス・ホテルの人質脱出が映画化されたものです。これは凄い。本当に、123分ずっと緊張し通しです。いかにも「神に選び抜かれた者」という感じで後光が差す中、ボートで犯人達が本土に乗り上げてくるシーンが白々しい。

 

昔、アメリ同時多発テロが描かれた『ユナイテッド93』という映画があって、当時の飛行機の様子が描かれていたのですが、それを思い出しました。とにかく、自分がその場にいるかのような臨場感。息遣いがとてもリアルなのです。こうした映画で平和のありがたさを感じてしまうというのは、皮肉なものです。犠牲者が感じた恐怖、悲しみを遺すというテーマがこうした映画には少なからずあると思うので、映画で気持ちを引きずる方は敢えて観なくても良い映画かもしれません。

 


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なんだかただただ明るいものが観たいと思い、その後で今観ているのがこの『クレイジー・リッチ!』。結婚を考えている彼が実はシンガポール随一の富豪だったというシンデレラストーリーで、彼の親族や友人達とのいざこざが勃発し、主人公の女の子が傷ついてさぁこれからどうする、みたいな話です(紹介が雑か…)。

 

でもこういう、悩みながらもきっと最後には幸せになるんだろうな~、と思える映画はいいものです。

 


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