仕事と心のDiary

デトックスのための文章

それが私の、元々の幸せだったのです

日記。今日はこの記事に書いた人の夢を見て、9時過ぎに目が覚めた。冬の朝は窓を開けるのが辛いから、換気口を開けてから布団を整える。柚子入りのお雑煮を食べた。

 

コーヒーを淹れる。いつもは市販の蜂蜜を入れていたが、去年AmazonPrimeでマヌカハニーを入手したので、そちらをひとすくい入れる。『MELITA』という所のもので、UMF10+、と書いてある。この数値は高いほど殺菌効果があるそうだけど、低めでも日常の健康維持になると何かで読み、購入した。実際、小さなスプーン一匙でもお通じに変化あり。コーヒーの味は、ほんのり甘くなるぐらい。

 

TVを点け、スカパーの『Mnet』をかける。韓国の番組が字幕付きで配信されていて、午前中は大抵、俳優達が山村などで生活するバラエティや、ダンスグループの歌番組、料理番組をやっている。今日は、よく分からないスポーツ系のバラエティだった。

 

元々、Mnetに入ったのは『悪魔判事』や『マウス』というまだ日本の配信では観られないスリラー系のドラマが観たかったからで、それ以外は面白いなと思う番組も普段あまりないが、極たまに面白い番組に出合えることがある。女性特有の体の悩みについてのインタビュー番組など。先日は23時頃、目標の貯金額を達成して50代で早期リタイアした夫婦のドキュメンタリーが放送されていた。

 

「昔は仕事のストレスの分、色々買ってしまったりしていた。今は、大好きな韓牛を好きな時に食べるなどの贅沢も一切出来ない。けれどそれでも、昼下がりに散歩をしたりゆっくり読書をすることが、私の元々の幸せだったのです。それで満たされることができるので、仕事が忙し過ぎて病を患った頃にはもう戻れません」

 

そう話す奥さんの表情はとても穏やかで、思わず最後までその番組を見てしまった。自分の好きな時間をより多く過ごせたら、それだけでも心は健康になるだろう。彼女のように、普段自分は何で満たされているかを考えてみたが、海外へ当分行けなくなった今、お金のかかる趣味というのも自分にはあまりないとあらためて思う。部屋にいる時はずっと何かを観ているから「観るもの」と、本、そして肌の手入れぐらいなものかもしれない。ピアノは今弾けないから、あまり考えないようにしている。

 

先日友人とも、「(旅行系と贈り物を除いて)100万円があったら何がしたいか」について割と真剣に話し合ったが、長めに海外に行く以外、なかなか思い浮かばなかった。これは、この問いを著書で読者に提示しているワタナベ薫さんから言わせれば”ゆゆしき事態”、うまく思い浮かばない=人生への意欲低下の表れということになるのだそうだが、前提として普段楽しめるものが安価な人はどうしたらよいですかね?と心の中で問いかける。

 

友人に至っては、普段から部屋の整理が好きなため、100万円で物を増やす気はさらさらないよ?と豪語する。そうすると自ずと体験系になるのだろうけど、旅を除くとなかなか難しい。100万円があれば何か学ぶこともできるわけなので、それがすぐに出ないのはやっぱり靄がかかっていると言えるのだろうか。

 

でも、その靄はいつかの自分に預けることにした。AmazonPrimeVideoを久しぶりにチェックしたら、『パリの恋人たち』『THE TENDER BAR』『ペトラは静かに対峙する』『はじまりの街』など観たい映画のストックがまた増えた。これは私の、元々の幸せだ。