仕事と心のDiary

デトックスのための文章

『ボヘミアン・ラプソディ』映画館で3回観た記憶がQueenの曲とともに蘇る。

昨日は金曜ロードショーで『ボヘミアン・ラプソディ』が放送されていて、先週に引き続き楽しみました。この映画を観てラミ・マレックとルーシー・ボイントンカップルが好きになり、しばらく海外のゴシップサイトで二人のファッションチェックをしていたことがあります。(どうでもいいけど、「ぼいんとん」で変換したら「ボ隠遁」って…私のパソコン一体何を考えているのか)

 


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この映画を観て好きになった『Love of My Life』

 

主演のラミ・マレックは、「フレディを演じる時はいつも自由を感じられるんだ」とインタビューで話していました。また、この映画の中でメアリーのことを呼ぶときに「My love...」を使うシーンが多く、今時相手をそんな風に呼ぶことがないので苦労した、とも言っています。

 

「何としてもヒット曲を作れ」とプロデューサーから言われたフレディが突如オペラを流し、

フレディ:「It‘s opera.」(うきうき)

周り:「Yes, opera...」(凍り付く)

の所も、ここが大ヒットの始まりだったことを思うと胸が熱くなります。ソファに腰掛けるメンバーも三人のバッハにしか見えない。その後の収録のシーンの、「How many "Galileos" do you want?」(何回ガリレオって言わす?)の所も笑えます。『We will lock you』に繋がる足踏みのシーンなどは、映画館で観ると特に鳥肌ものでした。

 

でも、『Another One Bites the Dust』に繋がるまでのシーンで、ジョンディーコンが喧嘩するフレディ達の横でヒットの予感満載なベースを刻むのですが、配信(AmazonPrime)やテレビ版だとここの音がカットされているよなと思い…残念です。

 

一番好きなのは、メアリーとのシーンです。ある夜、フレディからバイセクシャルだと告知を受けたメアリーが自分の本音を漏らした時、メアリーの表情が窓からの青白い光(月なのかな?)に照らされ、マリア様のように思えてくる神秘的なシーンです。後半でボロボロになったフレディを「家族の元に帰ってきなさい」と諭すシーンも、聖母にしか見えません。けれど、一部のQueenファンからは「同性愛よりもストレートの方の印象が強く残るように描かれ、フレディへの冒涜だ」というクレームも出たのだといいます。

 


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フレディが病と向き合うシーンで流れていた『Who wants to live forever

 

HIVの告知をうけたフレディが、病院の廊下で子供から「エーオ」と言われ、「エオ」と小さく返すシーンが切ない。「エーオ」という掛け声でフレディはいつもファンと繋がり、メンバーや音楽と繋がってきた。この映画の山場であるライブ・エイドで最後の使命を果たすという彼の決意、ファンへの最後の誓いのようにも感じられた優しいやりとりでした。

 

最大の涙腺ゆるみポイントなのにテレビではカットされてしまっていた、ラストで流れるこの曲も素敵です。


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