仕事と心のDiary

デトックスのための文章

書籍・映画・ブログレビュー

「生きてはいけるから大丈夫」といえる生き方

「そうしないと世の中でやっていけないぞ」と脅すばかりで、「失敗しても生きてはいけるから大丈夫だよ」と言ってくれるような大人は、私の周りにはひとりもいませんでした。 『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(大原扁理 著)より引用 「なるべく…

「人の心」に没頭する

今日はお昼の時にYouTubeでメンタリストDAIGOの「誰も言わないけどHSPは資産です」っていう動画を見つけて、超真剣に観てしまった…。流れで他の番組も自動再生されたんだけど、それが早口すぎて人生で初めて速度を「0.75」に遅めてしまった。あんなに早口で…

許せませんか

先日泊まったホテルの部屋にバルコニーがあって、朝起きて外に出ようとしたら、今にも息絶えそうな蝉がいました。どうなるのかな…と眺めていて、ふと思い出したことがありました。 不思議なのですが、蝉ってこちらがピアノを弾いていると必ずベランダにやっ…

エリック・サティの不思議な魔力

You tubeで洋楽のプレイリストを色々探していたら、「おじいさんがピアノに向かって座っている昼下がりのヨーロッパ風アパートの一室」のサムネイルが出てきて、観てみたらエリック・サティを始めとしたピアノ曲集でした。 子供の頃、自分が習っていたピアノ…

朝食の思い出

「朝ごはんはいつも、ロールパンにウインナーを挟んで、目玉焼きを焼きます」 こんな文章をある記事で読んで、そういう朝食もいいなと思いました。最近、楽しみになるような朝食を食べていないことに気づきました。 一人暮らししていた頃は、牛乳と卵を混ぜ…

仕事が終わると、本当にほっとする。

仕事が終わると、本当にほっとする。 なんだか、疲れてしまったのだ。 こんな風に様々なことを受け止めるので精一杯な毎日が、これから先も地続きになり人生が出来上がっていくことはやっぱり酷なことだと思う一方で、食べていく現実がある。でも今は、その…

シネスイッチ銀座の、ずっと眺めていたい公式Instagram。

今度の友人と会う予定の後、映画を予約しておいた。帰りが遅くなるので少し迷ったけど、席を押さえた瞬間からめちゃくちゃ楽しみになってきた。もう、心の中ではそちらの方が主役になりつつある。 今回観るのは、公開までのお預け期間が長すぎて、ダニエル・…

これが、すべての本来の姿だ。

時間の流れと静けさを感じる、とても好きな絵画がある。ギュスターヴ・ギヨーム(Gustave Guillaumet)という画家の『Le Sahara』という作品だ。昔、オルセー美術館でこの絵を見つけた。他にも有名な絵画はたくさんあるはずなのに、なぜかこの絵にとても惹き…

やめた方がいいと、わかっていても。

「あーるーこー、あーるーこー、私は元気~!」という小さな子の歌声がループで自宅近くの公園から聴こえてきて、これはきっとあの子が疲れるまで続くな、とぼんやり思いながら自分の地肌に触れて、驚愕してしまった。鏡で急いで髪をかき上げてチェックした…

『愛がなんだ』―男を越えていく女達

邦画の『愛がなんだ』を観ました。 (あらすじ)28歳のOL・山田テルコは、マモちゃんのことが大好き。寝ても覚めてもというより、寝るのも仕事も食事も削ってマモちゃん。入浴中も面接中も、呼ばれたらすぐ飛んでいく。しかしマモちゃんとは、付き合えていな…

ひとりの読書時間。阿佐ヶ谷姉妹と共に。

今日は本屋へ行って、本を三冊買い、カフェに寄って読みました。 『そして、バトンは渡された』は今年秋に映画化する小説で、”苗字が何度も変わっているけど幸せだ”という感じの冒頭から面白そう。瀬尾まいこさんの小説は初めて。『乳と卵』は、2008年の芥川…

ナイトルーティンで映画を観るという天国。

眠る前のルーティンがある人は多いと思う。 『ナイトルーティン』で検索すると本当にたくさんのYouTube(Vlog)が出てくる。 こういうのを撮れる人凄い、と感心するばかり。 ナイトルーティンだけではないけど、韓国で好きなYou Tuberさんがいて。 作家の方…

映画三昧の週末。

週末は、観たかったものが溜まっていたので、映画を何本か観ました。NetflixとAmazonで配信されているもの。 一つ目は、『テッド・バンディ』。実際にあった事件の映画化で、30人以上の女性を惨殺したIQ160以上かつ容姿に恵まれた犯人を、ザック・エフロンが…

『ボヘミアン・ラプソディ』映画館で3回観た記憶がQueenの曲とともに蘇る。

昨日は金曜ロードショーで『ボヘミアン・ラプソディ』が放送されていて、先週に引き続き楽しみました。この映画を観てラミ・マレックとルーシー・ボイントンカップルが好きになり、しばらく海外のゴシップサイトで二人のファッションチェックをしていたこと…

『スタンド・バイ・ミー』に滲み出る、子役達の実生活と苦悩。

昨日、金曜ロードショーで『スタンド・バイ・ミー』がやっていた。観よう観よう、と思いながら観られていない旧作の映画というのが今までに結構あり、この映画もそのうちの一つだった。多分、昨日テレビでやっていなかったらこれから先も観るタイミングを失…

鳥肌は嘘をつかない。

誰かに合わせたり、何かに焦ったり、そうした時間の淀みをきれいに流してくれるような音色。頑張って生きて、そして少し疲れている誰かにも、届きますように。 www.youtube.com そして、最近好きなウクライナのピアニスト・Evgeny Khmara(エフゲニー・クマ…

考えすぎリモートワーク。

在宅で仕事していると、仕事・プライベートでそれぞれPCと携帯が1つずつ。他にTVのモニターやコードも色々繋いだりして、気づくと元々広くない部屋が配線とモニターだらけになっていたりする。 なんだか本当に、人に会う機会が減ったと思う。それが苦という…

「15の石」から私が教わった、年齢を重ねることの魅力。

十五という数字は、日本では「完成」を意味するものとされる。そういえば十五夜は満月で、七五三もある。農耕民族の頃から取り入れられていた二十四節気(15日ごとに季節が変わるとする暦)は今も生活に在り、奈良時代以降は男性が成人を迎える年齢が15歳と…

情熱を失くした時の処方箋『自分の中に毒を持て』

Netflixで『シェフのテーブル フランス編』という番組が配信されている。ミシュランシェフなどの日常を追ったドキュメンタリーだ。これを観ると、シェフはもちろん食材の作り手も世界中のレストランを創造しているのだと気づかされる。カキ一つとっても、フ…

家にいるのに家に帰りたい。

『家にいるのに家に帰りたい』という本のタイトルを見て、笑ってしまった。これ、なんか分かる。朝起きた時から「あぁ、早く帰りたい」と思っていたことあったな。家にいるのに。 paypaymall.yahoo.co.jp この本を実際に読んだ。濡れたままの髪でランドリー…

Filmarksで過去の歴代アカデミー賞を振り返る。

ジョージ・ガーシュウィンの『Summertime』がずっと好きで、最近もよく弾いています。1930年代の黒人街を舞台にしたオペラ『ポーギーとベス』で、男達が賭博を楽しむ傍ら、女が赤ん坊を抱きながら歌った子守歌。アカデミー賞を受賞した映画『グリーンブック…

23時から深まっていく沼。

『俺の家の話』が好きすぎて、TBSオンデマンドまで入って毎日リピート再生しています。キャラが全員好き。脚本も好き。父親と息子二人が同じ女性を好きになるストーリーはドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のオマージュなのでは、と書かれているコラ…

北川悦吏子さんのドラマを振り返ってみる。

北川悦吏子さんのドラマが好きで、学生時代はいつも北川さんのドラマと共にありました。『愛していると言ってくれ』『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』『オレンジデイズ』『Love Story』などなど。 ロンバケなんてサントラを毎日聴いていたし、…

頑張りすぎた時に思い出したいこと

最近、調子がいい時に何かを詰め込み過ぎたり、気づかないうちに頑張り過ぎたりして、ある日電池が切れたように何もかも嫌になって動けなくなる、というサイクルになっています。やることが多かったり、心配や考え事で頭の中が忙しいと、「このペースでは長…

HSP向けで好きな本・苦手な本。

HSP向けの書籍や動画が今結構たくさん出ていると思いますが、その著者の方自身がHSPをどうとらえているかによって、内容にかなり差があるんだなと感じます。 HSPというのは確かに生きづらさにつながりやすい気質だと思うし、それを持っていることによって社…

「それはないでしょ」と思った会話。

母「この前〇〇さんとお茶してたら、”この後、キットソンの水を買って帰りたい”って言うから。早めに切り上げて買い物に付き合ったの。」 私「キットソンの水?何それ、聞いたことないよ。何か怪しいんじゃないの」 母「ほら、あるじゃない。あの、炭酸の…お…

音楽は山登りに似ている。

今日は書くことが思い浮かばない。絞り出して書けることといったら、配信で観ていた『SUITS』で「いい加減、感情ではなく事実と論理性に目を向けろ。それが真の弁護士というものだ」とマイクを突き放すハーヴィーがなんて素敵なの、と思ったこととか、ベッド…

距離が近くなりすぎると、離れるのも難しい友人関係。

一人で過ごす時間が好きだ。一人暮らししていた頃、休日の朝に窓の外が暗く、そのうえ雨が降っていたりすると何となく嬉しかった。「家にいていい」と誰かに許可されたような、一日中部屋で映画やドラマを観る口実を得たような気持ちになった。 今思えば、周…

『Filmarks』と映画愛。

映画が好きでFilmarksサイトにアカウントを持っているのですが、携帯にアプリのポップアップが上がってきたので見てみると、(ちなみに書くのは若干憚られるのですが、)このような表示がされておりました。 「うん〇漏れ男さんが、あなたをフォローしました…

魔性というより悪女、というより悪魔。

『秘密と嘘』という韓国ドラマで「彼女はお前が手に負える女じゃない。沼のような女だ」と陰で釘をさされるような悪女が出てくるのですが、韓国ドラマって本当に、欲に狂った人とか、元は良い人だったのに欲に負けて様変わりする人がよく登場するなと思いま…