仕事と心のDiary

デトックスのための文章

「人の心」に没頭する

今日はお昼の時にYouTubeでメンタリストDAIGOの「誰も言わないけどHSPは資産です」っていう動画を見つけて、超真剣に観てしまった…。流れで他の番組も自動再生されたんだけど、それが早口すぎて人生で初めて速度を「0.75」に遅めてしまった。あんなに早口で話せるのもひとつの資産だと思う。

 

先日の夜、『ちひろさん』を観ようとしばらく退会していたNetflixを再開した。主人公のちひろさん、幽霊っぽくて結構好き。村上春樹の小説全般や、石田衣良の『美丘』あたりで出てくるような「男の理想(空想)凝縮した女どうでしょう?」感はあるんだけど。たとえば直子と緑を足して2で割ったような、浮世離れのファンタジーでしょうか…。周りの人達が抱えている寂しさとはまた違う、確実なダークサイドに存在しているちひろさんが何だか哀しい。詳しくは描かれていないけど、多分人生のどこかで生きることを一度置いてきた人なんだろうな。

 

でも、人との距離感は結構大事だと思う。誰かと騒いで笑って時間を共有したとしても、埋められないものがあることを引き受けて生きてこそという気もするし、だから「あなたはあなたでいいし、私も私であっていい」という個人主義的な考え方に近づきたいという思いもあります。

 

今日はフランスの一般女性のYouTubeを観ていたのですが、彼女がYouTubeの撮影をしながらパリのカフェに入っていった時、店員さん(女)からメニューを「バンッ!!」ってテーブルに投げられているのに、彼女はそれをまったく気に留めることもなく、自分がカフェの雰囲気を満喫することに夢中(=気づいてない?)という感じなのです。

 

これは、本当に凄いことだなと感じてしまう。もしこれが自分に起きたことなら、「怒ってるのか?」と気を取られ、下手したら長時間そのもやもやを引きずるのが通常運転なので、「店員さんは機嫌悪い」↔「でも私には関係ない」と自分の世界に没頭している姿には思わず笑みがこぼれます。フランス人って感情的なイメージがあるけど、根の所では論理的なのかもしれません。自分が変えられることと、変えられないことの見極めが上手な気がする。

 

人の心に関することは、本当に面白い。