仕事と心のDiary

デトックスのための文章

朝食の思い出

「朝ごはんはいつも、ロールパンにウインナーを挟んで、目玉焼きを焼きます」

 

こんな文章をある記事で読んで、そういう朝食もいいなと思いました。最近、楽しみになるような朝食を食べていないことに気づきました。

 

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一人暮らししていた頃は、牛乳と卵を混ぜたものに食パンを投入し、それをバターで焦げ目がつくまで焼くだけの簡単フレンチトーストが好きで、休みの日の朝ごはんによく作っていました。

 

人からレシピを教えてもらうこともありました。友人が昔泊まりに来た夜に作ってくれたいちじくとチーズのサラダがとても美味しくて、いちじくはなかなかにお洒落で手に入りづらいから、それを他のお手軽な果物に変えてたまに朝ごはんとして作っているんだと友人に最近話したら、逆に友人は私がその翌朝に出したパン(『超熟』のマフィンに残り物のチキンだかトマトだったかを挟んでトースターで焼いたもの)のことを覚えていて、「私は逆にあのパンをたまに作ってる」と言っていました。

 

私は一人が好きだけど、たまに誰かと食べる朝食もいいものでした。

 

昔『いつかティファニーで朝食を』というドラマがやっていました。原作はマキヒロチさんの漫画で、主人公の女の子4人(トリンドル玲奈森カンナ新木優子徳永えり)が、仕事や恋愛に悩みながらたまに集まり、また時には一人で、レストランや自分たちの家で美味しい朝食を食べて元気を取り戻していくという話でした。そこに出てくる朝食はどれも美味しそうで、中でも森カンナさんが夜勤明けに食べていた定食屋のなんとも素朴な朝ごはんが印象に残っています。

 

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孤独のグルメ』や『ワカコ酒』(定時上がりに好きなお店で一杯やって帰るOLの女の子の話)も面白いのですが、朝ごはんという設定はなかなかないので新鮮でした。

 

朝ごはんといえば、旅行をした時に食べた朝食に後々まで影響を受けることもしばしばです。海外だと(温かい卵やスープが出る宿もあるけど)、大体は数種類のパンとハム、チーズ、ヨーグルト、コーヒーをお好きに取ってください方式になっており、調理の必要がないうえに美味しいので、一時期は日本でもその朝食を続けていたことがありました。

 

また、日本のある旅館で食べた朝食の中には、まず温野菜と湯豆腐が出てくるというものもありました(その後、ご飯と焼き魚、漬物が続く)。朝ごはんに湯豆腐というのはあまりイメージがなかったけど、胃が温まる感じがとてもよく、そこからは朝ごはんの豆腐の登場率が上がりました。

 

今は朝早く起きられず、朝ごはんを取るかウォーキングを取るかの二択に悩まされているような毎日なので、楽しみになるような朝ごはんをゆっくり食べる生活に憧れます。