仕事と心のDiary

デトックスのための文章

集団の中で感じる自分の体温について

何か一時期のコロナのようなタイトルになってしまった。

 

温かなやりとりに満ちた空間を少し離れた場所から眺めて、「ここにいる私の体温は今、何度なんだろう」と心の片隅で考えることがある。コミュニケーションに集中した頭は熱く、足先は冷えていて、じゃあ心はどうなのと聞かれたらそれがよく分からない。他でもない自分自身のことだし、周りの人の温度は感じるのに、自分の温度だけが分からないという時間が日々に存在している。

 

理想的で完璧な空間、絵に描いたような素敵なやり取り、ホスピタリティ。「仲間」。そういう枠組みに触れると、全部捨てて帰りたい、どこかに行きたいってなってしまう。うまく飲み込めなくて、実際にそれをやってしまったこともある。

 

枠組みから少し自由に生きて、いい笑顔で笑ってる人を見るとどこかほっとして、「私もそれでいい」「うまくできなくても、笑えたらそれでいいや」と思う。その時は少し、自分の体温を感じられている気がする。

 

「私は自分も大事です」「ポンコツです」と認めてしまうこと、それを普通に安心して言い合える関係が、いつからかとても好きで大切になった。