カズレーザーさんに、2ch創設者のひろゆきさんやphaさんと似たとてつもなさを感じることがあります。フレディ・マーキュリーが「Mama, just killed a man」と歌いだした時に何の違和感もなかったような、どんな突飛さも自分のものにしてしまう特異性もあるイメージです。
今まで番組では見ていたけど、なぜか先日から彼が気になって仕方なくなり、ウィキペディアまで読んでしまいました。多分、好きなんだと思います。以前も、転職サイトを見ていたはずなのにいつの間にかこんな記事に辿り着いていました。
何か大きなことができるとも思ってないし、人を超幸せにできるとも思っていない。でも不幸にしない限りは、何をやってもそんなに歴史の流れに影響ないだろうって思ったら、ちょっと楽になるんじゃないかなと思って生きてます
ちなみに彼の赤い服は、少年ジャンプの漫画『コブラ』の主人公(左手を銃にできる。辛い過去を忘れるために記憶を消して生きてきた過去あり)への憧れからきているらしいと知り、思わず作者・寺沢武一さんのTwitterを拝見した所、洋服どころかもうキャラクターの生き写しだった件。
俺と一緒ならコロナなんて、寄せつけないぜ。 pic.twitter.com/F0TmCmXgUs
— terasawa_buichi (@TBuichi) April 9, 2020
それにしても、こんなにも有名になられた今、(記事)「落ちてるタバコを吸ってた時代と幸せ度が変わらない」…!?クイズ王になってもシケモク吸っても同じ幸福度とは、それだけ周りの環境に左右されない自己を確立しているということなわけで、それを格好つけて言っているようには到底感じられない所も猛者感満載なのです。
以前この本を読んだことがあるのですが、カズレーザーさんを見ているとそれを思い出します。数年前に結構売れ筋で、話題にもなっていた本です。
「別格の人」は魅力的だから一人で眠る夜がない。いわば「ネバー・スリープ・アローン」(略してNSA)の状態と称し、魅力的になる行動を実践するための『NSA検定テスト』が各章に設けられているという、ユニークな構成です。
この本ではいわゆる「別格な人」について、
経験値を増やして、期待値を下げる
他人や状況への期待をゼロにしたとき、人は圧倒的な魅力を放つのです。
自分を偽らず、自分を最優先にし続けている
と書かれている箇所がありました。これこそが、カズレーザーさんの魅力の正体を言語化したものだと思うのです(勝手に)。また、お笑いをしながらも秀才であるとか、稼いでいながらもシェアハウスやワケあり物件を選んでいる等のギャップまでも兼ね備えています。
番組で出しゃばるような姿は見たこともなく、ただ颯爽と博識ぶりを披露しながらも気遣いを忘れない知性。飄々とした自然体で、誰かの失言などに関しても忖度なく意見を言ったり自身もスキャンダル出したりしているのに、不思議と糾弾されない。
2chひろゆきさんやphaさんの意見が世間で一目置かれるようになっているのは「常識や固定観念にまったくと言っていいほど縛られていない」というのがかなり大きいと思うのですが、カズレーザーさんにもそうした稀有な印象があります。
常識や正体不明のルールに縛られるって、そもそもが世間から「こう見られたい」という欲に繋がっていて、それを抑えたり捨てたりすることが多くの人にとって難しいからこそ、それが出来ている人が「気になる存在」として映りやすいんだ。
…などと考えていたら、なんとモーリーさんは彼のことをもはやモーツァルトレベルで捉えていました。
周りでは頑張ってなんとか笑いを取ろうと汗流してるのに、カズレーザーさんは汗流さないんですよ。
「天才たちに共通しているのは、イージーにふわっとやること。あと勝ちたいっていう気持ちがない」と分析。
確かに、彼が焦ったりしている所をあまり見たことがないし、パートナーの方とのスキャンダルを撮られてしまったときも「ハハハ、そうです、そういうことですんで。」というような、ちゃかっとした反応だったらしいのです。心の中は分かりませんが、涼しい顔を見せているのも、「自分は何者でもない」という謙虚さのような気がしてきてしまいます。
カズレーザーさんのことが何となく気になる日々は、今後も続きそうです。