仕事と心のDiary

夜になったら色んなものを脱ぎ捨てよう。

『HSP』武田友紀さんの本に救われた話。

世の中には自己啓発本があふれているけど、そのほとんどが一度読めばあとは本棚にしまわれるのではないか。本当に自分の人生に取り入れたいと思える書籍というのは、そうあるものではないような気がします。

 

どんな本を読んでも、「でもこれはきっとこの筆者だったからできたことだ」と思ってしまったりして。寄り添われている感覚が持てなかったり、内容が何となく曖昧で「本当にそれだけで今の状況を抜け出せるんだろうか」と思うこともあったりした。

 

どの書籍にもそうした感覚を持っていた自分だけど、この本に出合った時には思わず長々と立ち読みした上、気がついたら購入もして、すぐさま近くのカフェでコーヒーを注文し、じっくり読む体制まで整えていました。

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本

 

なんとなく、神経疲れしている人向けの本かな?と思って手に取った所、そうそう、こういうことある…あ、これも分かる…これも…これもすごく分かる!!なんだこの本は!!というしっくりくる感覚と、うまくやれないこの感覚を持っているのは自分だけではなかったんだという、救われた感覚がすごくありました。

 

世の中には『HSP(Highly Sensitive Person)』と呼ばれる、細かいことが気になる気質を元々持っている人が一定数存在し、この言葉が認知されるまでは一般的に”神経質””気にしすぎる””傷つきやすい”等のマイナスイメージで語られるような性質を、”繊細さん”という言葉に置き換えて説明してくれている本でした。

 

それまでは、自分の考えを親や同僚に伝えても「考えすぎでは」「もっと大らかになれ」と言われ、自分自身を神経質な欠陥品だと思いながら生きてきたけど、なに?これって、博士レベルの方たちがアルファベットで分類するような性格のものだったの…?と知り、自分の受け入れ先を見つけたような気持ちになったのを覚えています。

 

この本を出版された武田友紀さんという方を調べると、『繊細の森』というHPを運営されており、そこに2019年に実施されたセミナーの動画が販売されていました。仕事を退職することについて悩んでいた時期でもあった自分は、迷わず購入していました。

 

sensaisan.jp

 

結局、在職中はゆっくり観る余裕がなく、最終出社が終わって本当に寝ていることしか出来なかった数日の間にじっくり観たのですが、ああ、自分の性質を理解して合わせることって自分にしか出来ないし、他人に合わせるよりもむしろやらないといけないのはこれなんだな、というのを感じました。

 

この動画は購入後1年間ほど視聴できるのですが、今後のことに焦りがあったり、不安があって眠れなくなってしまった夜には未だによく聴いています。

 

この動画と同じぐらいの時期に、以下の書籍もちょうど購入していたのですが、この本がなかったら多分、今の精神状態の自分はいないと思う。←重いw 

 

繊細さんが「自分のまま」で生きる本 繊細さは幸せへのコンパス

 

この本は本当に、自分のその時の本心や不安を代弁してくれていました。なぜこんなに理解されているんだろう、と不思議なほど。今まで、どの本を何冊読んでも思うように救われなかった自分が、拍子抜けするほどすんなりと「ああ、疲れたら休んでもいいんだ」「そんなに急がなくてもいいんだ」と思えたんです。

 

休職し、家にこもる中で、自分がHSPという「生まれつき繊細な気質」なのだと知り、自分のままで生きるにはどうしたらいいのかを模索し始めたことで、人生が大きく変わりました。 

 (『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』より引用)

 

HPの中で、読者の方がお悩み相談をしているページがあり、これを見てはっとしました。

 

sensaisan.jp

 

少ししんどいかも、と思って少しずつ好きなことをやり始め、仕事の比重を軽くしたら、思った以上に日々の暮らしに傾いてしまい(笑)これでいいのか? もっと仕事すべきでは? と不安でした。
 
毎日の暮らしに比重を置く生き方をしてもいいんだと思えただけで、かなり楽になりました。
ありがとうございます。 

 

「毎日の暮らしに比重を置く生き方」だなんて考えられていなかったので、私もありがとうございます、と思わず心の中でつぶやきました。仕事優先だったので、仕事で何かあれば土日に友人と会ったり趣味のスクールへ行っても結局楽しめない。どんなに頑張っても、そのバイタリティが湧いてこない。うまく切り替えができない。むしろ、仕事がうまくいっているかいっていないかで毎日の暮らしが津波みたいにグラングラン揺れていました。

 

「仕事中心で気づいたら仕事以外に何もない女になっていた、なんてことになったら、もう定年後のおじさんだ、私。」と、ふと思ったのです。

 

比重を暮らしに移すというのは今までの自分には無い価値観だったので、自分の意識を変えてみてもいいなと目から鱗が落ちた瞬間でした。

 

新刊は4月に出ているので、これから読みたいと思います。

 

今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト