仕事と心のDiary

デトックスのための文章

他に特に望みもなく

今日は休み。結構前から緑の多い所で一人になりたいという気持ちが続いており、宿をとって過ごしています。

 

今回泊まっているのは三井ガーデンプレミアというホテルなのですが、三井系列でいつも素敵だなと思うのは照明です。照明のセンスが、他のブランドとは少し違うと思う。

 

テーブルやベッドがどんなに良くても、照明の位置と種類によって過ごす時間の印象が全く変わってくる感覚があるのですが、三井のホテルは間接照明が絶妙で、白(青)系ではなく暖色系の照明が基本的に使われていると思います。漏れる光の量もちょうど良いので、夜が過ごしやすい。明るさや音のような感覚的な所を大切にしているかというのはホテルによって全く違うのと、コンセプトや金額だけで必ずしも判断できる部分ではないので、巡り合うのがなかなか難しい印象もあります。

 

温かいオレンジ色の明かりの中で好きな音楽をかけて、夕方になってほんの少し涼しくなったら窓の外で木がそよいで、「明日も休みだ~」と好きなだけ自分が感動する存在に没頭し、本当に独りの、ひと昔前の表現でおそらく男性にとっての「書斎」的な、この私の時間。世の中の命を日々頂いて生きている、この時間。

 

他に望みも特になく、頑張った先にある「凄いですね」も、頑張らなかった先で受ける「もっと」という言葉も、本当は心の根っこで重要ではなくなってきている気がします。